▲養源院
京都の血天井巡り
今回は京都の血天井の特集。
血天井とは名前の通り、血の跡が残る天井のこと。
なぜか京都には血天井を持つお寺が最低でも5つあります。
私の好きな順にご紹介します。
①源光庵
②正伝寺
③養源院
④宝泉院
⑤興聖寺
▲源光庵
▲血天井
源光庵
源光庵は悟りの窓と迷いの窓で有名なお寺。
本堂の壁に空いた丸い窓(悟りの窓)と四角窓(迷いの窓)が見所の1つ。
禅の精神を表す窓だけでも見る価値ありの源光庵ですが。
天井を見上げると血天井。
はっきりと人の足跡と判別できるのも見応えあり♪
写真撮影OKなのも嬉しいです。
▲正伝寺
▲血天井
正伝寺
正伝寺は比叡山の借景庭園で有名なお寺。
静寂に包まれた空間で比叡山を眺めるのですが。
上を見上げると血天井!
静かな雰囲気だから余計に怖いです。笑
▲養源院
養源院
血天井と言えば養源院が最も知名度の高いお寺。
ガイドさんが血天井の説明をしてくれるのも養源院だけ。
京都駅からのアクセスも血天井スポットの中で最も良いです。
でも暗くて血天井がよく見えないのです。
私が訪れた時だけかも知れないのですが、血の跡がよく見えなかった。涙
一番の不満は養源院だけが写真撮影禁止。
写真撮影させないように監視されてるようで気分は悪かったです。
▲五葉松
▲血天井
宝泉院
大原にある宝泉院。
宝泉院も額縁庭園が美しいところが最大の見所ですが。
血天井も見所です。涙
美しい景色と血天井がセットなのが京風の血天井なのか!?
怖いのが苦手の方は決して上を見上げてはいけません。
▲興聖寺
▲血天井
興聖寺
宇治にある興聖寺。
平等院鳳凰堂から徒歩15分ほどで行くことができる禅寺です。
ひたすら坐禅を組むことを良しとする曹洞宗のお寺ですが。
血天井があります!
坐禅を組んでる場合では御座いません。
怖すぎて精神統一どころか精神崩壊。
悟りを開くには死を超越しなければいけないのか。。。
▲養源院の案内板
血天井の由来
京都には血天井が点在しています。
どの血天井も由来は同じもの。
時代は徳川家康の家臣の鳥居元忠が伏見城で石田三成軍に取り囲まれた時。
鳥居元忠と部下達300人余りが伏見城で集団自決したのですが。
その時の血まみれの床が血天井となりました。。。
意味わからないと思いますが。
血まみれの床を天井にしたら鳥居元忠を弔うことができると思ったそうです。
編集後記
私が初めて血天井を見たのは源光庵でした。
丸い窓と四角窓が印象的で実際に見たくて源光庵に行った訳ですが。
ふと天井を見上げると気持ち悪い跡がビッシリ。。。
初めて血天井を見た日は夢にも出てきたほど印象に残りました。
また後日に比叡山の借景庭園を見たくて正伝寺に行くのですが。
そこでも血天井に出会う訳です。
「源光庵以外にも血天井あんのかい!?」と驚きました。
そこから京都には血天井が他にもあることを知りまして。
もう2カ所見たから全部見てやろうと血天井巡りをするようになりました。笑
個人的な感想としては源光庵の血天井は足跡もしっかり残っていて良きです。
他の場所では明確に足跡や体の一部だとわかる跡を見つけられなかったので。
血天井と言われなかったらシミとしか思わないです。笑