▲宝泉院の血天井
京都大原の宝泉院で血天井鑑賞
こんにちは。
今回は京都大原にある宝泉院に行ってきました。
宝泉院(ほうせんいん)は京都市内で3本の指に入る松「五葉の松」で有名。
さらに血天井(ちてんじょう)があることでも知られています。
血天井とはその名前の通り、天井に戦国時代の人の血の跡が残る恐ろしい天井のことです。
①京都にある他の血天井のほうが怖い
②イマイチ迫力に欠ける
③私は源光庵の血天井が一番好き
▲五葉の松前
▲血天井
京都市内に点在する血天井の中で一番怖くない
私は宝泉院とは別のお寺で初めて血天井を見たのですが。
天井にはっきりと手形や足跡が残るのを見て怖くて動けませんでした。
その日の夜の寝る前に、自分の部屋の天井を見ると昼間に見た血天井を思い出して怖くて眠れませんでした。
しかし京都には血天井のあるお寺が何ヵ所かありまして。
観光するうちに「ここにも血天井あるんだ?」と慣れました。笑
なんなら「ここより前回の血天井のほうが跡がはっきりしてて怖かったな」と評価するまでに成長してしまいまして。
私の中では宝泉院の血天井は今まで見た血天井の中で最も怖くありませんでした。
つまり京都市内にある血天井の中では最も血の跡が見えないと思いました。
▲五葉の松
▲血の跡なのか判別しにくい
宝泉院は血天井としてはイマイチ。
というわけで。
宝泉院の血天井を見た私の感想を一言で言うと「何これ?残念。。。」です。
他のお寺の血天井には足の形が分かる跡や手の平の跡が明確に残ってるのですが。
宝泉院の血天井は強いインパクトは無くて、夜もぐっすり寝れました。
宝泉院で生まれて初めて血天井を見た人なら、怖くなってお寺から逃げ出したくなるかもしれませんが。
血天井評論家の私としては全く怖くありませんでした。笑
▲庭園
▲五葉の松
五葉の松と額縁庭園の美しさ
宝泉院の主役は血天井ではありません。
五葉の松と呼ばれる樹齢約700年の松が見所の一つです。
五葉の松は京都市の天然記念物にも指定されています。
ただし私が訪れた時は五葉の松の葉を刈ってるタイミングで残念な感じでした。涙
また宝泉院の庭園は建物の柱と柱の間の空間を額に見たてて鑑賞する額縁庭園も見所の一つです。
京都に限らず美しい額縁庭園は写真を撮ってみたい衝動に駆られてしまいます。
宝泉院では写真撮影が禁止されていないので、思う存分に写真を撮ることができます。
▲入口
外国人観光客にも人気
私が宝泉院を訪れた時には中国人観光客がたくさんいて驚きました。
最近の京都の都心部は海外からの観光客で毎日溢れているのが日常となっていますが、わざわざ都心部から離れた京都大原エリアまで外国人観光客が来るんだと驚きました。
宝泉院のある大原エリアは確かに日本人にとっても観光名所ですが、日本人でもわざわざ訪れる人は限られていると思います。
清水寺や金閣寺などの定番スポットだけでは飽き足りず、京都好きな人が大原エリアまで足を運ぶものだと勝手に思っていたので、外国人観光客まで訪れる場所になっていて衝撃でした。
海外のテレビ等で大原が紹介されているのでしょうか?
海外の方に日本のことに興味を持って頂けるのは嬉しい反面、静かに観光できる場所はどんどん減っています。
そういう私も京都の外から移住してきた人間なので。
京都人には「お前が言うな」と怒られそうですけど。。。
もう京都市内には穴場と呼べる場所は残っていないかもしれません。
宝泉院へのアクセス方法
宝泉院は大原エリアにありますので、近くの三千院門跡と一緒に観光することがオススメです。
言われなくてもそうすると思いますけど。(^-^;
京都駅から大原へはバスで行くしかありません。
京都駅前から大原行きのバスに乗りましょう。
(京都駅から大原までは乗車時間65分。乗車賃550円)