▲曼殊院門跡の勅使門
曼殊院門跡の幽霊掛け軸に描かれる女性怖すぎ
こんにちは。
今回は女性の幽霊が描かれた掛け軸で知られる曼殊院門跡に行ってきました。
曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)は紅葉の名所ですが。
幽霊掛け軸があるお寺としても知られています。
①女性の霊が不気味過ぎる
②写真撮ると不幸が起きると言われている
③掛け軸は出口付近にある
④写真撮影禁止!
▲入口
掛け軸には一人の女性の幽霊が描かれている。
曼殊院門跡にある掛け軸には一人の女性が描かれています。
掛け軸は消え入りそうな薄い線で描かれていて。
まるで霧がかかっているような。
霞んでいるような雰囲気です。
そんな雰囲気の中に白い服を纏ったスッと女性が一人だけ立っています。
立っていると言っても足はなかった気がします。
女性の目は生気が無く、どこを見ているのかよくわからない。
目が合ったら憑りつかれそうな不気味さがあります。
掛け軸を前に私はずっと鳥肌が立っていました。
不気味でその場から立ち去りたいのに、何だかそこから離れられない変な感じ。
他の観光客は少し掛け軸を見たら気味が悪くて立ち去るのに、私だけはしばらく掛け軸の前で立ち竦んでしまいました。
今でも女性の姿を思い出すと鳥肌が立ってきます。
▲庭園
掛け軸は写真撮影禁止
幽霊掛け軸の気味の悪さは実際に見てみないと伝わらないと思います。
掛け軸の写真撮影は禁止されているのですが!
興味のある方はGoogleで「京都 幽霊 掛け軸」などで検索してみれば見ることができます。
どれだけ撮影禁止にしても、こっそり写真を撮ってしまう人は必ずいるんです。(^^;)
ただし写真撮影する場合は自己責任でお願いします。
一説には掛け軸を撮影することで、幽霊の強い怨念を引き寄せてしまうとか。
曼殊院の幽霊掛け軸は最初から曼殊院にあった訳ではなく、持ち主を転々としながら最終的に曼殊院に辿り着いたそうです。
掛け軸を所有すると親しい人が亡くなったり、不運な出来事が起きると伝わる掛け軸なので、写真撮影する時は掛け軸の由縁を知ってからのほうが良いと思います。
▲庭園
美しい庭園を見終わった後の部屋に掛け軸は待っている
私が曼殊院を訪れた時は、紅葉が始まる直前くらいの時期でしたので観光客も少なく、美しい庭園もほとんど一人占め状態で見ることができました。
人の話声も聞こえなくて、風の音と風に揺れる木々の音、鳥の声などがはっきり聞こえるくらい静かな時間を過ごすことができました。個人的には凄く満足していました。
京都好きな人には曼殊院の存在は知られていますが、一般的には曼殊院の名前を聞いたことのある人は少ないと思います。
ですので個人的には良いお寺を見つけたという満足感を得ていました。
▲廊下
急に左側の壁にご登場
私が曼殊院を訪れた時は閉館時間も迫っていたこともあって、そろそろ帰ろうかなと思って庭園を後にした時でした。
庭園を見ることができる部屋から帰りの出口までの通路は少し薄暗く、道も狭くなっていました。
少し早歩きで出口に向かっていた時に、サッと左側に不気味な掛け軸があることを目の端で感じました。
何だろうと思い立ち止ってその掛け軸を凝視すると、何やら年老いた女性が生気を帯びずに立っている姿が描かれていました。
とにかく不気味さだけが際立っていて、気持ち悪いなって思いました。
するとちょうど他の観光客の人がその掛け軸を見て、「きゃっ!?これが幽霊掛け軸!?」と叫びました。
その時に初めてこの掛け軸が有名な幽霊掛け軸であることを知ったのでした。
▲参道
参拝客は必ず通る廊下にある
幽霊掛け軸がある場所は少し薄暗く、日差しも当たらないので少しひんやりした空気が流れていることもあって、余計に薄気味悪く感じました。
何でお寺もここに掛け軸を置いているのか不思議です。
少し悪意を感じてしまいました。
必ず訪れた人が通る場所だからです。
おかげで掛け軸を見た時は鳥肌がしばらく治まらなかったです。
幽霊掛け軸のことを思い出すと描かれていた女性の幽霊が鮮明に頭の中に浮かび上がってきて怖いです。
せっかく曼殊院の庭園を堪能して満足していたのに、曼殊院に対する印象もガタ落ちです。
いくら庭園が美しいとしても、帰りに必ず幽霊掛け軸の前を通らないといけないと考えるとゾッとします。
曼殊院に行く度に何かに憑りつかれそうで、いくら紅葉の名所と言えども、また行くことを躊躇してしまいます。
もし幽霊掛け軸を見たくない人は、庭園を見終わったら来た道を逆走して入口まで戻ることをオススメします。
曼殊院門跡へのアクセス方法
京都駅から曼殊院門跡へ行くのは手間がかかります。
近くに最寄り駅が無く、曼殊院は山の上にあるので坂道を登り続ける必要もあります。
京都駅からJR奈良線に乗って1駅先の東福寺駅まで行き、京阪電車に乗り換えた後に終点の出町柳駅まで行きます。
出町柳駅で叡山電鉄に乗り換えて、修学院駅で降りましょう。
修学院駅から徒歩30分ほど歩くと曼殊院に到着します。
曼殊院から徒歩圏内には詩仙堂がありますので、詩仙堂と一緒に観光することをオススメします。