京都の歴史修学旅行レポート

菅原院天満宮神社の歴史を修学旅行レポートとして提出致します。

菅原院天満宮神社本殿

菅原院天満宮神社本殿
▲本殿

菅原院天満宮神社の歴史を修学旅行レポートとして

こんにちは。
今回は菅原院天満宮神社の歴史について記事にしました。

菅原院天満宮神社は学校の歴史の教科書に登場した菅原道真を祀る神社。
場所は天皇の元住居であり、観光名所の京都御所の西隣に位置していますので、京都御所を訪れたことがある方は菅原院天満宮神社の存在をご存知かもしれません。

でも他県にお住まいの方で菅原院天満宮の存在を知っている人はいないと思います。
学問の神様である菅原道真が祀られている神社と言えば、北野天満宮のほうが京都では有名ですので、観光客や修学旅行生を境内であまり見かけたことがありません。

菅原院天満宮神社は菅原道真が生まれた場所というゆかりがあります。
その事実を物語るように境内には菅原道真が生まれた時に使われた産湯の元となる水が湧いている井戸があり、学問の神様として信仰される道真のように、頭が良くなることを願って手を清めたり、飲料水として汲みに来ている人もいます。

今回は菅原院天満宮神社の歴史について修学旅行レポートを学校の担任の先生に提出つもりで記事にしてみました。

菅原院天満宮神社鳥居
▲鳥居

菅原道真生誕の地

学問の神様として有名な菅原道真は、菅原院天満宮神社のある場所で生まれたと言われています。
菅原院天満宮神社のある土地は、道真が生まれた当時は菅原家の家があったと伝わっています。そのため道真が生まれた時に使われた産湯も、境内に湧く地下水が使われました。

産湯(うぶゆ)とは、赤ちゃんが生まれた時に体を洗うお湯のことです。
お母さんのお腹から赤ちゃんが生まれる時には、お母さんの血液や体液が赤ちゃんの体に付着しますので、最初にそれを洗い流す時に使われるお湯を産湯と言います。

菅原院天満宮神社に菅原家の家があったならば、そこの井戸水が産湯に使われたはず。
ですので菅原院天満宮の井戸水は道真が生まれた時に使われた産湯として知られています。

菅原院天満宮神社産湯の井戸
▲産湯の井戸

産湯でゲン担ぎ

菅原院天満宮神社では境内に菅原道真が生まれた時に使われた産湯が湧いていることが神社の特徴の一つとなっています。
ちなみに有名な歴史人物が生まれた時に使われた産湯が観光スポットとなっている場所は他にもあります。

京都では伏見にある御香宮神社では、徳川家康の息子達の一人である頼宣、頼房、義直が生まれた時に使われた産湯が湧いていることで知られています。
他にも全国各地で有名な人物が生まれた時に使われた産湯が湧く観光スポット、もしくはパワースポットになっている場所が数多くあります。

偉大な人物が生まれて初めて浴びた水は縁起が良く、その人物のようになって欲しいと願う親や自身がゲン担ぎで産湯で身を清めることで運気を高められるかもしれません。

菅原道真の産湯の井戸
▲菅原道真の産湯の井戸

北野天満宮と菅原院天満宮神社

京都では受験を控える学生達が行く神社と言えば北野天満宮ですが、菅原道真が生きていた頃には道真と北野天満宮に多くのエピソードがあるわけではありません。

北野天満宮は彼の死後に道真を慕う人達によって建てられたので、もしかしたら道真が生まれた菅原院天満宮神社を参拝したほうが受験突破に効果があるかもしれませんよ。
道真が浴びた井戸水を浴びたほうが効果ありそうです。笑

菅原院天満宮神社本殿
▲本殿

誰が菅原院天満宮神社を建てのか?

平安時代には菅原院天満宮神社は神社ではなく、菅原家の住居でした。
彼の死後になって道真を慕う人達によって、道真の死を弔うためのお寺が建てられました。
その後に菅原道真が生まれた場所という事実に価値が見い出されて、お寺から神社へと建替えられて現在に至ります。

京都だけでなく菅原道真を祀る神社は日本各地にあります。
有名なところでは道真が左遷されてしまった九州にある大宰府天満宮も道真を祀る神社ですし、全国各地にある○○天満宮という名前の神社は菅原道真を祀る神社です。
あなたが住んでいる地域にも○○天満宮という名前の神社があるかと思います。

菅原院天満宮神社入口
▲入口

一人の人間が神様になった理由は?

菅原道真は平安時代に実在した人間ですが、大昔から現在まで神様として多くの人から信仰されてきました。
学校の教科書だけでは894年に遣唐使を廃止した人物として登場しますが、彼の功績を詳しく知ることができません。
しかし現代にも残る彼を祀る神社が日本各地にある事実が彼の偉大さを物語っています。

一体どうして神様として信仰されるようになったのでしょうか?
どうして彼は左遷されてしまったのか?
それは学校では誰も教えてくれない。

菅原院天満宮へのアクセス方法

菅原院天満宮神社は京都御所の西側にあります。
京都駅から行く場合は地下鉄で丸太町駅まで行けば、駅から徒歩5分で到着です。
(京都駅から丸太町駅までは4駅。乗車時間:7分。乗車賃:260円)

わざわざ他県から菅原院天満宮神社だけを目的に訪れる方はいないと思いますので、近くにある京都御所を観光した際についでに寄ってみることをおススメします。