▲化野念仏寺の西院の河原
化野念仏寺での写真撮影は怖くて勇気が必要
こんにちは。
今回は化野念仏寺に行って来ました。
化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)は心霊スポットとして知られるお寺。
写真撮影は基本的にOKですが。
境内の一部分では禁止されています。
①独特の雰囲気で怖い
②写真撮影は鳥肌立つ
③でも心霊写真は撮れなかった
▲境内に並ぶ石塔
写真撮影は自己責任でお願いします
化野念仏寺は他のお寺には無い独特の雰囲気があります。
湿った空気が体に纏わり付く感じ。
何かが出そうな雰囲気。
大量に並ぶ無縁仏は異様な光景で。
写真撮影は基本的にOKですが。
霊感の無い私でも心霊写真が撮れそうで怖かったです。
結果的に心霊写真は撮れませんでしたが。
写真撮影する場合は自己責任でお願いします。
▲参道脇に並ぶ石塔
なぜ化野念仏寺が心霊スポットと言われるのか?
化野念仏寺が心霊スポットと言われる理由は、その土地の歴史にあります。
化野エリアは平安時代から埋葬地として利用された土地で。
京都市街地で亡くなった人達は化野で埋葬されました。
(※化野だけではなく紫野や鳥野辺も埋葬地として利用されてきました。)
化野は平安京以来約1000年以上も埋葬地として機能してきたので。
中にはこの世に未練や恨みをもった人の魂が漂っていると言われています。
京都を代表する観光地の嵐山エリアから徒歩20分ほどで化野に辿り着きますが。
観光客で賑わう渡月橋の爽やかな雰囲気とは違い、化野は暗い雰囲気が漂っています。
実際に化野エリアに足を踏み入れれば、確かに幽霊が出そうな雰囲気があります。
▲西院の河原
賽の河原を模した西院の河原
化野念仏寺は西院の河原と呼ばれる石仏が無数に集められた光景が有名です。
西院の河原(さいのかわら)は賽の河原(さいのかわら)のようだからその名が付けられました。
賽の河原とは、三途の川のある河原のことです。
化野念仏寺の無数の石仏が集められた光景がまるで賽の河原のようなので名付けられました。
化野念仏寺周辺の山中には誰の死を弔ったのか不明な無縁仏がたくさんありました。
しかし明治時代になって無縁仏を念仏寺に集めることになり、現在の西院の河原が誕生しました。
私のように化野念仏寺の歴史を知らない人は、この無縁仏が集められた光景を凄いと思って写真撮影してしまうと思います。
でも一つ一つの無縁仏が誰かの死を弔うものだと知っていたら、写真撮影はしなかったかもしれません。
▲西院の河原で祈る人
化野念仏寺で心霊写真は撮れるはずがない。
私の個人的な見解(言い訳)としては、化野念仏寺で心霊写真は撮れないと思います。
なぜならお寺は死者の魂を供養する場所、この世に恨みを持って亡くなった人がいればその人の恨みを慰めることができるのが僧侶のはずです。
そのために修行してるはずです。
ならばお寺には魂は漂ってなくて、全ての魂は供養済みです。
もし魂が残っていれば、そのお寺の僧侶は仕事をしていないことになります。
なのでお寺以外の場所のほうが危険だと思います。
▲三条大橋と鴨川
鴨川のほうが心霊写真撮れそう
例えば京都の中心を流れる鴨川は昔から処刑場として機能してきました。
現代では鴨川は観光名所となり、観光客やカップルが河原に並んで座る光景が日常となっていますが、歴史を振り返れば鴨川のほうがこの世に恨みを持った人達の魂が漂っていそうですし、誰も供養していないのではないでしょうか?
最後に見苦しい屁理屈を並べてしまい申し訳ありません。
でも化野念仏寺へ行く際は、写真撮影には十分お気を付けください。
化野念仏寺へのアクセス方法
京都駅から化野念仏寺へ行く場合は観光地の嵐山へ行くついでに足を運ぶのが良いかと思います。
おそらく他県にお住まい人でわざわざ化野念仏寺だけを目的に京都に来る人はいないと思いますし。
京都駅からJR嵯峨野線に乗って嵯峨嵐山駅で降りると嵐山です。
(京都駅から嵯峨嵐山駅までは6駅。乗車時間16分。乗車賃240円)
嵐山では渡月橋や世界遺産の天龍寺を見た後に、化野念仏寺へ向かいましょう。
渡月橋あたりから化野念仏寺へは歩いて20分ほどかかります。
途中には竹林や紅葉の美しさで有名な常寂光寺、二尊院や祇王寺などを通ることになるので、一緒に観光名所を巡りながら最後に化野念仏寺へ。