▲本殿
菅大臣神社の歴史|道真生誕の地の1つ
今回は菅大臣神社の歴史について。
菅大臣神社は菅原道真を祀る神社。
一説には菅原道真が生まれた地とも言われています。
①道真生誕の地
②菅下廊下跡
③東風吹かば♪の地
④感想
▲南参道
菅原道真の生誕の地
菅大臣神社は元は菅原道真の邸宅があった場所であり、
この地で生まれたとも伝わります。
伝わりますと書いた訳は、
菅大臣神社の他にも生誕の地と言われている場所がありまして
どこが本当の生誕の地かわからないからです。
そして道真が九州で亡くなった後に、
道真を祀る神社へと建替えられました。
▲石碑
菅下廊下跡
菅大臣神社は菅下廊下の跡地とも言われています。
菅下廊下とは現在で言うところの学習塾みたいな存在で、
菅原道真が門下生に対して講義を行ったことで知られています。
ちなみに菅下廊下には醍醐天皇も通っていまして、
後に道真を大宰府に左遷させた醍醐天皇との関係が気になるところです。
当時から醍醐天皇は道真を邪魔な存在と思っていたのか、
大人になってから心変わりしてしまったのか?
それとも藤原氏から余計なことを吹き込まれたのか。。。
▲飛梅
東風吹かば~歌が詠まれた地
「東風吹かば 匂いをおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
有名なこの詩もこの地で詠んだと言われています。
大宰府へ向かう際に菅下廊下で醍醐天皇に講義してた頃を
道真も思い返した瞬間があったのではないでしょうか。
天皇という絶対に逆らえない立場になった醍醐天皇と
教え子だった少年時代の醍醐天皇の記憶を思い返したはずです。
感想
京都で菅原道真とゆかりのある場所と言えば、
北野天満宮が最も有名かと思います。
わざわざ菅大臣神社へ参拝する方は珍しい部類に入ると思います。
私が菅大臣神社を訪れようと思ったのは
「お金の流れで読む日本の歴史 元国税調査官が「古代~現代史」にガサ入れ (中経の文庫)」「あるじなしとて」を読んだことがきっかけです。
学校の授業で道真は藤原氏に嫉妬されたと習いましたが、
実は嫉妬だけで左遷させられた訳ではなく、
藤原氏の権力を削るような政策を道真が実施したからと本で学びました。
詳細はネタバレになってしまうので控えますが、
現在でいうところの国民のための政治を実行した道真と、
国民のことは考えず既得権益を守るだけの汚職政治家(藤原氏その他貴族)
の戦いに道真が敗れたと例えさせて頂きます。
だから菅原道真のことが凄く好きになりまして
他にも菅原道真に関する本を読んでみたいですし、
ゆかりのある場所も訪れたいと思っています。
もしも良い場所をご存知でしたら
是非教えて頂けると嬉しいです♪
菅大臣神社へのアクセス方法
四条駅から徒歩10分ほど。
四条烏丸から烏丸通を南へ進み、
仏光寺通で西へ曲がり、室町通、新町通を過ぎたら到着です。
(京都駅から四条まで乗車時間:約3分 乗車賃:220円)