▲本殿
上御霊神社の歴史を修学旅行レポートとして。
今回は上御霊神社(かみごりょう神社)の歴史について。
地下鉄の鞍馬口駅近くにある上御霊神社。
桓武天皇の弟である早良親王などを祀る神社です。
①桓武天皇が建てた
②桓武天皇の弟を祀る
③なぜ早良親王を祀るのか
④他7名も祀る
⑤応仁の乱勃発の地
▲桓武天皇
桓武天皇が建てた
上御霊神社は桓武天皇がその前身となる神社を建てました。
桓武天皇と言えば、平安京遷都を実行した天皇です。
その際に早良親王を祀ることを目的の1つにしました。
早良親王は桓武天皇の弟にあたる方であり、
桓武天皇の次に天皇になることが訳された身分でした。
ところが早良親王は天皇になる前にある事件により亡くなってしまい。
その魂を慰めるために上御霊神社は建てられました。
▲楼門
なぜ早良親王が祀られたのか
早良親王と言えば、学校の教科書に少し登場した記憶があります。
藤原種継という貴族が亡くなった事件の犯人の1人として逮捕され、
淡路島に島流しの刑に処された方でした。
実はこの事件に早良親王は関与しておらず、
一説には桓武天皇のでっちあげ事件とする説があります。
桓武天皇は早良親王を天皇にせず、
自分の子供(後の平城天皇)を皇太子にしたかった。
実際に早良親王が逮捕されたら、すぐに平城天皇が誕生しました。
そして無実の罪を被せられた早良親王はこの世を恨みまくって亡くなりました。
▲祀られる方々
次期天皇から怨霊へ
早良親王は壮絶な亡くなり方をされまして。
桓武天皇に深い恨みを持ち、死後に怨霊となり社会を呪いました。
偶然なのか?呪いなのか?
桓武天皇の周囲が病気になったり、亡くなったりしましたし。
平安京では疫病が流行して多くの方が亡くなりました。
現代人である私達には全く信じられない話ですが、
当時は恨みを持って亡くなった人は怨霊となることが信じられており、
国家レベルで対策を考える事項でした。
自分の陰謀が原因で恐れをなした桓武天皇は、
弟がもう暴れないように、魂を鎮めるために上御霊神社を建てました。
京都には上御霊神社みたいに怨霊を祀る神社が他にもあります。
▲上御霊神社本殿
上御霊神社で祀られている御霊
上御霊神社には8人の御霊が祀られています。
祟道天皇(早良親王)、井上皇后、他部親王、藤原広嗣、橘逸勢、文室宮田麻呂、菅原道真、吉備真備の8人の方が御霊であり、
元々は生前に大きな恨みを持って亡くなった方々として祀られています。
怨霊となった方を手厚く祀れば御霊となり。
恨みを忘れて国家安泰を願う神様のような存在となります。
今でも御霊祭という地元の方で盛り上がる祭があるのですが。
神輿を担いで地域を回り、一年の安寧を願う信仰が続いています。

そんな都合の良いことがアリなのか?と笑ってしまうのですが。
京都には上御霊神社のように御霊を祀る神社が複数ありますし。
下御霊神社は上御霊神社と同じ時期に建てられ、同じ御霊を祀っています。
上御霊神社へのアクセス方法
京都駅から市営地下鉄に乗って今出川駅か鞍馬口で降りてから徒歩10分程で到着。京都駅から今出川駅までは5駅。乗車時間9分。乗車賃260円です。
上御霊神社の近くには天皇の住まいだった京都御所や足利義満が建てた相国寺、安倍清明とゆかりのある清明神社、世界遺産の下鴨神社まで歩いて行くことができますので一緒に巡ることをおススメします。