▲庭園
詩仙堂の歴史を修学旅行レポートとして。
今回は京都の詩仙堂の歴史について。
詩仙堂は京都観光で人気スポットの1つ。
庭園が美しい場所です♪
①石川丈山が建てた
②徳川家康に仕えた後
③隠居生活のために建てた
④スパイ疑惑あり
▲山門
石川丈山が建てた
詩仙堂は江戸時代に石川丈山によって建てられました。
石川丈山は徳川家康に仕えた武士でしたが。
家康が豊臣家を滅ぼした大阪の陣の後に武士を引退し、
人里離れたこの地で隠居生活を送るために詩仙堂を建てました。
詩仙堂は正式名称を凹凸か(おうとつか)と呼びます。
凹凸かとは、でこぼこした土地に建てた住居という意味があります。
▲真夏に庭園を眺める。
大阪の陣で活躍も軍令無視で懲罰
石川丈山は家康に仕える一族に生まれ、
家康の側近に近い立場で活躍した武士でした。
大阪の陣で先陣を切って成果を上げたのですが、
家康の軍令を無視して強行突破したことで罰を受けてしまいました。
それがきっかけで武士を引退しました。
▲本堂
天皇からも賞賛される庭
石川丈山は武士引退後に詩仙堂を建てたのですが。
庭造りが上手だったために詩仙堂だけでなく、
東本願寺からも庭を作って欲しいとの依頼を受けます。
さらには当時の天皇、後水尾天皇からも依頼を受けるほど。
武士として殺しのプロでありながら、芸術分野にも才能のある方でした。
▲庭園
詩仙堂と呼ばれる由来
詩仙堂と呼ばれる所以となる部屋があります。
中国の詩人を描いた絵を部屋に掲げた部屋がその由来。
※詩仙堂は庭以外は写真撮影禁止です。
石川丈山は庭造りだけでなく詩にも精通しており、
素晴らしい中国の詩人36名を選んで三六詩仙としました。
この36名を選ぶ際は林羅山と一緒に選んだそうです。
さらに絵は狩野探幽に描かせるという豪華さです。
教科書にも登場する2名と交流できる丈山の器が知れます。
▲紅葉時期の詩仙堂は人混みが凄い。
京都監視の役目がスパイ説
石川丈山は一説には幕府から京都監視の役目を与えられた、
スパイだったとする説があります。
詩仙堂へのアクセス方法
京都駅から詩仙堂へは電車と徒歩で行きます。
詩仙堂から電車の最寄駅である一乗寺駅までは徒歩で約20分ほど。
さらに一乗寺駅は叡山電鉄の駅でして、京都駅から2回も乗り換えが必要なので手間がかかります。
京都駅からJR奈良線に乗り1駅先の東福寺で降りて京阪電車に乗り換え。
東福寺駅から出町柳駅まで乗り、出町柳駅で叡山電鉄に乗り換え後に一乗寺駅で下車。
一乗寺駅からは徒歩で約20分ほどで詩仙堂に到着。
(京都駅から東福寺駅まで乗車時間:2分。乗車賃:140円 ⇒ 東福寺駅から出町柳駅までは乗車時間:10分。乗車賃:270円 ⇒ 出町柳駅から一乗寺駅まで乗車時間:6分。乗車賃:210円 )