▲平安神宮応天門
平安神宮の歴史を修学旅行レポートにて。
今回は平安神宮の歴史について。
平安神宮は1895年の明治時代に建てられた神社。
京都の中では比較的新しい神社です。
①1895年に建てた
②明治政府が建設
③桓武天皇を祀る
④京都復興の象徴として
▲応天門
1895年の明治時代に建てられた
平安神宮は明治時代の1895年に完成した神社。
明治政府の意向により建てられた意外と新しい神社です。
日本の都が平安京に移ってから1100年を記念して建設されました。
1895年は日清戦争に勝利した後でもあったので。
平安神宮の建設祝いは盛り上がったようです。
▲応天門から大極殿を眺める。
なぜ建てる必要があったのか?
平安神宮が建てられた明治時代の初めの頃、京都の町は荒れ果てた悲惨な状況でした。
理由は幕末の戦争によって多くの民家が火災に巻き込まれたり。
市街地が戦場になったから。
また明治政府によって首都が京都から東京に変わることで。
多くの人が東京に引越しもしました。
経済的にも精神的にも元気が無かった京都の町にとって。
平安神宮の建設は明るいニュースの1つでした。
京都の政財界も協力して京都を盛り上げる目的にもなりました。
▲平安神宮の大鳥居
天皇国家の宗教政策の一環として
平安神宮に祀られているのは桓武天皇です。
(後に孝明天皇も合祀されます。)
桓武天皇は平安京遷都を実現した天皇でしたね。
明治時代になる前は天皇が神社に祀られることは基本的にはありませんでした。
明治時代になって多くの天皇が神社に祀られるようになりました。
理由は明治政府によって天皇を中心とした国家を造るため。
国民に天皇の大切さ、偉大さを知って貰うための宗教政策の一環です。
この明治時代には東京の明治神宮は明治天皇。
奈良の橿原神宮は神武天皇と天皇を祀る神社が急に建設されています。
▲大極殿
内国博覧会の誘致
内国博覧会は江戸時代から近代国家へと発展を遂げるため。
国内の産業発展の奨励と国民に対する啓蒙を目的として実施される博覧会。
第一回は東京で京都での開催は第四回目。
博覧会開催前までは平安神宮のある土地は田んぼと畑が広がる場所でしたが。
最新設備や機械を展示する建物や美術館、
動物館などの博覧会のための施設も建設されました。
現在も平安神宮周辺はお寺も無くて比較的新しい施設が集まっています。
動物園や京都市美術館、ロームシアター等々♪
京都の中でも雰囲気が開放的。
▲白虎楼
京都復興の象徴として
また平安神宮は京都復興の象徴となる神社とのことから、人生において挑戦や再挑戦する際に参拝するとご利益があると言われています。
幕末の混乱から京都を愛する人達によって見事に復興を果たした京都、その象徴である平安神宮の歴史にあやかって参拝しました。
▲釣燈楼
新たな産業への期待
最近では京都は日本を代表する観光名所として海外からの観光客が激増しており、千本鳥居で有名な伏見稲荷大社や清水寺を訪れると本当に外国人観光客の多さに驚きます。(^^;)
日本の新たな産業として観光が注目されており、中でも京都は日本の都市の中でも重要です。今後とも京都の発展を期待したいです。
平安神宮へのアクセス方法
京都駅から平安神宮へはバスで行くのが迷わない方法です。
京都駅前はバスターミナルがありますので、平安神宮行きと書かれたバスに乗車しましょう。
バスターミナルには大きな案内板もありますし、行き先を言えばどのバスに乗ったらよいか教えてくれる案内ガイドさんもいますので迷わないと思います。(京都駅から平安神宮までは乗車時間20分 乗車賃230円)
しかし私個人的には京都のバスは渋滞や満員バスに巻き込まれることも多く、極力バスは使わない派です。(^^;)
私なら京都駅から市営地下鉄に乗り、烏丸御池駅で地下鉄東西線に乗り換えて東山駅で降りて平安神宮に向かいます。
(地下鉄の場合 乗車時間12分 乗車賃260円)
▲平安神宮の大鳥居