▲蓮華寺庭園
蓮華寺は瑠璃光院と一緒に行くと好きになれる。
こんにちは。
今回は蓮華寺(れんげじ)に行ってきました。
蓮華寺は紅葉の美しさで有名な瑠璃光院の近くにあるお寺。
瑠璃光院(るりこういん)と比べると知名度は高くありませんが、美しい庭園を持つ穴場として人気のあるお寺です。
ただし穴場とはいえども紅葉の時期だけは残念ながら混雑します!
瑠璃光院と比較すると観光客の数は少ないですが、蓮華寺の境内は広くないので人口密度はそれなりに高いです。
さらに紅葉の見頃を迎える土日では時間によって人が多すぎて拝観できないタイミングもあるかもしれません。
とは言え瑠璃光院の混雑さに比べたら圧倒的にマシですけど。。。
▲庭園
蓮華寺の庭園は名のある芸術家作とも言われている
蓮華寺は江戸時代に建てられたと伝わっており、庭園も有名な芸術家作なのではないかと言われています。
庭園の美しさで知られる詩仙堂を作った石川丈山が造ったとか、綺麗さびを確立した小堀遠州が造ったとか言われています。
もしくは二人の弟子や影響を受けた庭師なのではと言われています。
でも私が言いたいことは一つです。「美しい」です。
庭園の詳しいことは素人の私にはわかりませんが、目の前の美しい景色で十分です。
▲庭園
瑠璃光院と一緒に訪れると蓮華寺が好きになる。
蓮華寺を訪れる人は一緒に瑠璃光院を訪れる予定の方が多いかなと思います。
瑠璃光院は建物や庭園の美しい写真や映像がテレビや雑誌、SNS等で拡散されているだけでなく、年間を通して春と秋の期間限定でしか公開されないというプレミアム感も相まって人気があります。
でも瑠璃光院を一度でも訪れたことがある人は、観光客の多さと拝観料の高さに驚いた人もいると思います。私は衝撃でした!
とにかく人が多い!なぜ京都都心から離れた場所にこんなに人がいるのか!?
さらに拝観料2,000円ってどういうこと!?なぜ寺に2000円も払うのか!?。。。と。
▲皆さん庭園から離れて写真撮影しています。笑
蓮華寺の良いところ
もし瑠璃光院を訪れた後に私と同じ感想を持った方がいましたら、きっと蓮華寺が好きになると思います。笑
蓮華寺は訪れる人が少ないので静かな時間を過ごすことができます。(瑠璃光院と比較して)
拝観料も400円と安い。(瑠璃光院と比較して)
庭園だけでなく紅葉も美しく、写真も撮り放題。
人混みの中で感じる色んなストレスも少ない。
庭園を見ながら何も考えずにボーっとできる。
瑠璃光院に不満を感じた後に蓮華寺を訪れると、余計に素敵な場所だと思えること間違いなしです。
▲蓮華寺の石仏
石仏をバックに写真撮影は禁止
蓮華寺の山門を通るとすぐに石仏が並んでいます。
観光客の皆様の中には石仏が並んでいるのを見て写真撮影される方がたくさんいます。
ふつうに石仏だけを撮影するのは問題無いのですが、石仏をバック(背景)にして記念写真を撮ろうとするお坊さん注意されます。
どうやら石仏を背景に写真撮影をすると、写ってはいけない何かが撮れる可能性があるそうです。。。
その理由は蓮華寺にある石仏が元々は鴨川沿いに置かれていたからだそうです。
鴨川沿いの道路や線路を設置する際に地中から発掘された石仏が蓮華寺に集められているそうです。
▲鴨川 三条大橋とスタバ前からの景色
昔の鴨川は恐ろしい
鴨川と言えば、現在は京都の観光名所となっており、デートスポットにもなっていますね。
でも昔の鴨川は処刑場だったり死んだ人の亡骸が捨てられたり、埋葬されてきた川でした。
戦が起きたり疫病が流行って多くの人が亡くなった時の鴨川には、多くの亡骸で川が埋まっていた時もあったそうです。
蓮華寺にある石仏はそうした人達を弔うために作られたものなのです。
だから蓮華寺のお坊さんは何も知らない観光客が記念撮影することで何かが映ってしまうのを防いでいるのです。
もし大昔の人が現代に生きる私達が鴨川を見て癒されている光景を見たら驚くと思います。
蓮華寺へのアクセス方法
京都駅から蓮華寺へ行くのは手間がかかります。乗り換えが2回必要です。
京都駅からJR奈良線に乗り1駅先の東福寺駅で京阪電車に乗り換えします。
京阪電車で終点の出町柳駅まで行き、叡山電鉄に乗り換えて三宅八幡駅を降りたら徒歩10分ほどで到着です。
(京都駅から東福寺駅まで1駅 乗車時間:2分 乗車賃:140円
⇒東福寺駅から出町柳駅まで乗車時間:12分 乗車賃:270円
⇒出町柳駅から三宅八幡駅まで乗車時間:12分・乗車賃:270円)