▲金戒光明寺山門前の桜
金戒光明寺は桜の穴場
こんにちは。
今回は金戒光明寺の桜を見てきました。
金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)は桜が綺麗なお寺です。
地元の人から金戒光明寺は黒谷さん(くろだにさん)と呼ばれて親しまれています。
金戒光明寺はなかなか桜の美しいお寺ですが、他県にお住まいの人には存在をそこまで知られていません。
なので私は金戒光明寺は穴場スポットだと思っています。

▲桜と山門
哲学の道の混雑さに比べたらガラガラ
穴場と言っても観光客はたくさん来ますけどね。笑
だけど近くにある哲学の道にやって来る観光客数を100としたら、金戒光明寺は30くらいの感覚です。
哲学の道に比べたら空いてます。ガラガラです。
だから私は桜の季節には哲学の道はサッと見て、金戒光明寺でゆっくりすることが多いです。

▲山門
金戒光明寺の見所
山門前の桜がもっとも美しいし、迫力があります。
青い空の下にドーンと山門と桜があるのは見ていて気持ちが良いです。
また山門をくぐってから本堂に向かう参道脇にも桜が咲いており、山門の裏側も美しいです。

▲お墓前
お墓とは思えない明るさ
またお墓には桜が咲き乱れていて綺麗です。
お墓なんですけど、お墓って感じがしない。
桜のおかげでパ~っと明るい雰囲気に包まれていて美しいです。
▲参道
美しく儚く散る桜に重ねてしまう歴史
金戒光明寺は江戸時代末期に幕府側で活躍した新撰組が誕生した地として知られています。
わざわざ他県から金戒光明寺に来る方は新撰組ファンが多い印象です。
また金戒光明寺には新撰組の上司にあたる機関、京都守護職があった場所であり、京都守護職を任された会津藩(現在の福島県)の人達のお墓があることでも知られています。
当時の会津藩は幕府の存続を守る立場でした。
学校の授業で習った通り、幕府は明治維新によって倒れましたよね。
学校の教科書には詳しく出てきませんが、幕府側の人達は明治政府側の人達によって残酷と言ってよいほどのやり方で多くの命を失いました。
▲お墓からは京都市内が展望できる
特に会津藩は長州藩から徹底的に破壊された歴史があります。
そうした歴史を知っていると金戒光明寺の桜を見ても、ただ美しいと思うだけで終わりません。
なんだか切ない感情が湧いてきてしまうのです。
http://monpul-kyoto.com/kurodani-history
金戒光明寺へのアクセス方法
金戒光明寺は近くに地下鉄の駅がないので、平安神宮か、哲学の道や南禅寺に行ったついでに足を伸ばすことをオススメします。