▲楽美術館
楽美術館|千利休から450年続く茶碗鑑賞
こんにちは。
今回は楽美術館に行ってきました。
楽美術館は楽家に伝わる歴代作品を中心に展示する美術館。
千利休と共に侘茶を創った初代から当代の作品が並ぶ光景は圧巻です。
携帯での写真撮影OK!
①携帯のみ写真撮影OK!
②450年続く伝統に感動♪
③初代から当代の作品を順番に見て欲しい
▲初代長次郎作 赤楽茶碗
楽美術館は携帯での写真撮影OK
楽美術館では携帯でのみ写真撮影OKですが。
デジカメや一眼レフでの写真撮影は禁止となります。
美術館で写真撮影が許可されているのは珍しいですし。
携帯での写真撮影OKだけで大満足です。
初代から当代まで全ての作品を写真に収めました♪
▲館内
▲十六代 吉左衛門作 赤楽茶碗
初代から当代まで450年続く伝統と革新
楽美術館では初代から当代の作品が順番に並べられていまして。
千利休が生きた時代から現在までの楽茶碗の変化を見ることができます。
初代と当代の茶碗を見比べると驚きです。
当代の作品がオシャレで鳥肌が立ちました。
初代から当代の茶碗を順番に見て。
最後に当代の茶碗を目の前にしたら胸が熱くなりました。
▲十五代作 我歌月徘徊
伝統とは踏襲ではない
京都には何百年も続いている老舗が多くありますが。
「伝統を守るためには、変化し続けなければならない。」
伝統を守るためにこそ、変化や革新が必要と考えるお店が多いです。
当代の茶碗を見ると。
正に革新を感じます。
▲四代作 嘉辰
たかが茶碗、されど茶碗
学校の授業で千利休は教科書にも出てきました。
戦国時代は大河ドラマでも頻繁に取り上げられますし。
織田信長や豊臣秀吉、明智光秀、徳川家康など有名な歴史人物が次々に登場する時代。
そこへ唐突に千利休は登場しました。
しかも私の記憶では教科書には太字で「千利休」と書かれており。
学校のテストにも出てきました。
その千利休が茶碗造りを任せた人物が初代楽家の長次郎。
▲十代 旦入作
千利休と共に創った新しい美
当時の美しい茶碗は中国や朝鮮製のものが最も良いもの、高価な器とされ。
楽茶碗のような黒一色で、手で捏ねたような形に価値など無し。
しかし千利休によって「侘び」こそ美しき。
金や銀で彩られた美しさだけでなく、侘び寂びの美しさに価値がもたらされました。
もちろん金や銀、ダイヤの輝きにも感動しますが。
千利休と長次郎が創り出した侘茶には、多くの人の心を動かすパワーがあります。
茶碗の見た目や形の美しさだけでなく、作り手の精神も胸に迫ってくる。
たかが茶碗、されど茶碗。
茶碗を見て鳥肌が立つなんて思いもしませんでした。
450年続く伝統と革新への苦悩に感動しました。
楽美術館への行き方
楽美術館は安倍清明を祀る清明神社から徒歩5分ほど。
京都駅から清明神社行きのバスに乗り、堀川中立売駅で降りましょう。
(京都駅から堀川中立売駅まで乗車時間:22分 乗車賃:230円)