京都で最強の縁切り縁結び神社
こんにちは。
今回は京都で縁切りと縁結びのご利益があることで有名な安井金毘羅宮に行ってきました。
安井金毘羅(やすいこんぴらぐう)という神社の名前を聞いたこと無い人は多くいると思いますが、京都に最強の縁切り神社がある噂を聞いたことはないでしょうか?
アイツとの縁を切りたいという願いを書いた短冊の束が山のように積み重なった写真。
アイツに対する憎しみが赤裸々に書かれた絵馬が大量に吊るされている写真。
小さな祠(ほこら)みたいなモノに穴が空いてて、その穴を四つん這いでくぐると悪縁を断ち切ることができるという神社の存在。
きっとテレビや雑誌で一度は見たことあるのではないでしょうか?
まさにその神社こそが安井金毘羅(やすいこんぴらぐう)なんです!
▲鳥居に書かれた明確なご利益
嫌いなアイツとの縁切るだけで最高に嬉しいのに、さらに縁結びを運んでくれるなんて最強じゃね?
安井金毘羅の特徴は何と言っても「縁切り」のご利益をはばかることなく売りにしているところだ。
ご利益「悪縁を断ち切る」ドーン!
神社ってもっと神聖で、平和で明るい雰囲気のある願いを叶えてくれる場所じゃなかったっけ?
頭が良くなりますようとか、健康で長生きできますようにとか、家族が幸せでありますようにとか。。。
▲本殿
▲絵馬にはガチな憎しみが書いてあったりする。
悪縁を断ち良縁をもたらす。そんな都合の良い神社あって良いのか
だけど安井金毘羅は違う。
明確に、そしてシンプルに高らかにご利益を掲げている。
神社に漂う雰囲気も心なしかドンヨリしてて、負のオーラを感じる。笑
神社のある場所がラブホテル街なのも他の神社とは一線を画す。
大嫌いなアイツとの縁を切るだけでも幸せなことなのに、良縁をもたらすなんて。
こんなに都合の良いご利益ってある!?
ある意味、全人類が幸せになれる神社だ!
▲縁切り縁結び碑
四つ這いになって憎いアイツを思い浮かべろ!
安井金毘羅のトレードマークである「縁切り縁結び碑」の穴を四つ這いになりながら一往復した後に願いを書いた短冊を碑に結びつければ良いのだ。
自分がやるのはともかく、他人がやってるのを遠くから見るのはシュールな光景だ。
髪の長い子がやるとホラー映画「リング」に登場する貞子みたいに、テレビから貞子が出てくるシーンと全く同じで笑える。
土日だと貞子やるための行列が出来たりして大変。
いったい一日で何人の貞子がここで誕生するのだろうか。
▲存在感がスゴイ。
一度は貞子となり、天使になって戻ってこれる
でも私は生まれたての貞子を見て思うのだ。
みんな悪縁を断ち切るのに必死だ。
憎いアイツのことを思い浮かべるのだから、誰もが貞子のように悪魔の形相になるのは無理もないだろう。
でも悪魔の形相になってたはずの貞子達も、穴をくぐり終えたら笑顔になっているのだ。
このしょうもない行為は人を悪魔から天使に戻してくれる効果があるみたいだ。
きっともう大丈夫。
あなたの心に潜んでいた貞子は成仏されたんだよ。
なんてね。
こんなことで悪縁断ち切れたら誰も苦労しねぇっての。。。
▲怨霊となった崇徳天皇を描いた絵(Wikipediaより借用)
本当に縁切り縁結びのご利益あるの?
安井金毘羅宮には崇徳天皇(すとく天皇)という方が祀られています。
この方は日本史上最強の怨霊と言われ、平安時代から人々に恐れられたお方です。
そんな恐ろしい怨霊の方が私達の悪縁を断ち、縁結びまで運んでくれるのでしょうか?
この世を恨んで亡くなった方が、この世を生きる人々の幸せを叶えてくれるでしょうか?
なんか余計な不幸が起こりそうなのですが。。。笑
ロジックが謎すぎる。
安井金毘羅宮への行き方
近くには清水寺や八坂神社、祇園界隈があります。
安井金毘羅宮に行くなら清水寺に行った帰りなど一緒に観光名所を巡りましょう。
京都駅から清水寺行きのバスに乗って、東山安井駅で降りたら目の前が安井金毘羅宮です。